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改革・緑新を代表し、質問をいたします。ただ、代表質問は会派を代表して行う質問であるため、午前中行った自民党風間議員と幾つか重複する質問があることを御理解を賜りたいと存じます。
通告した質問に入ります前に、昨日、県立駒ケ根病院で建てかえ工事に使っていたクレーンが倒れ、作業員1人が死亡、3人が大けがをされました。この事故で若くして亡くなられた長野市の会社員大西睦男さんの突然の死を悼み、哀悼の意をあらわすとともに、心から御冥福をお祈り申し上げます。また、この事故で大けがをされました3人の皆様に心からお見舞いを申し上げます。
この事故の原因は警察において調査中とのことですが、事故の状況と、県に管理責任はないのか。まず伺った上で、代表質問に入ります。
それでは、順次通告に従い質問を行います。
まず、国の新年度予算と県の新年度予算案について伺います。
国は、新政権となり初めての今年度第2次補正予算に続き、新年度当初予算案を組み、今国会へ提案しております。この予算編成に当たって、政府は、基本理念を、コンクリートから人へ、新しい公共、未来への責任、地域主権、経済成長と財政規律の両立とし、何よりも人の命を大切にし、国民の生活を守る政治を行う、国民の暮らしを犠牲にしても経済合理性を追求するという発想をとらず、国民の暮らしの豊かさに力点を置いた経済、社会に転換していく、こうした観点から、平成22年度予算においては子育て、雇用、環境、科学技術に特に重点を置くとしています。
そして、予算案には、地域主権改革の第一歩としての地方交付税の増額や地財計画への当面の地方単独事業等の実施に必要な特別枠として、地域活性化・雇用等臨時特例債の創設、子ども手当の創設、高校の実質無償化、生活保護世帯の母子加算の継続と児童扶養手当の父子家庭への拡大、肝炎対策への医療費助成、公共事業について社会資本整備総合交付金及び農山漁村地域整備交付金の創設、中山間地等直接支払交付金の拡充継続、米農家への戸別所得補償制度の試行、障害者のサービス利用時の負担軽減や特別支援教育の拡充、公立病院に関する財政措置の拡充、特養など介護施設内保育所新設への補助等々が盛り込まれました。
また、政権与党のマニフェスト関連で今国会に今後提案されようとしている法案や、最近他に取り組んでいる課題は、医療報酬の引き上げ、地球温暖化基本法案の作成、非正規労働者に対するセーフティーネット機能の強化と雇用保険財政基盤の強化等を図る雇用保険法等の一部を改正する法律案、地方議会の自由度を拡大し自治体間の内部組織の共同設置を可能にするなどの地方自治法改正案、少子化対策ビジョンの決定、整備新幹線調整会議の設置、郵政改革法案、地域主権戦略会議設置による地域主権の具体的検討、国と地方の協議の場の法案化等々であります。
そこで、新政権の予算やこれらの動きについて知事はどのように評価されておられるか。所見を伺います。
また、本県の予算編成に当たり、特に地方交付税の増額など、地方財政計画、直轄事業負担金の維持管理分の廃止などについてはどのように評価されているのか。あわせて御所見をお伺いをいたします。
次に、本県の平成22年度当初予算案について伺います。
県は、景気や雇用などの喫緊の課題に迅速、的確に対応するとともに、活力と安心を目指す中期総合計画への県民の期待にこたえ、着実に施策を推進、平成21年度1月補正予算と合わせて一体的に編成し、切れ目なく事業に取り組むとともに、国の補正予算により措置された基金等を活用して積極的に施策を展開、行財政改革プランに基づき持続可能な財政構造の構築を目指すとともに、選択と集中の考え方を徹底し、事業を厳選の上、必要な施策に財源を重点的に配分する予算編成の基本方針のもと、総額8,615億円の一般会計予算案を今議会に提案をいたしました。
知事は、議案説明で、この予算案について、医療、福祉、雇用などの直面する課題に的確に対処し、今の暮らしの安心を確保するとともに、疲弊した地域経済を活性化し、将来に向けた活力あふれる地域づくりを推進することにより、あすの長野県をひらいていくことを目指しましたとしましたが、予算に盛られた事業を拝見いたしますと、医師確保対策やがん対策の拡充、子供、子育て応援事業の拡充、特別養護老人ホームなど社会福祉施設の大幅な整備、中小企業融資資金制度の拡充、企業誘致強化推進事業の拡充、元気づくり支援金の継続、新規未就職者等人材育成事業の創設、高校生の就職活動を支援する就職活動支援事業の拡充等々、国の新年度事業や緊急経済対策基金、一般財源からの支出を組み合わせ、厳しい経済環境により県税収入が落ち込む中で、県民生活に配慮したバランスのとれた予算案であると評価をいたします。
また、知事は、議案説明の中で、厳しい県財政の中、通常の県債については発行をできるだけ抑制するとともに、財政調整のための基金の取り崩しも最小限にとどめるなど財政の健全化にも意を用いたとしていることを評価をいたします。
ただ、政府が示した地方財政計画では、税収の落ち込みなど厳しい国の財政状況から臨時財政対策債で補てんすることになったことから、今後、基準財政需要額に算入され地方財政運営に支障が生じないよう措置されますが、本県では臨時財政対策債が前年度の1.5倍の増額発行を余儀なくされたことから県債の総額は前年度当初予算比11%増となり、地方交付税等の今後のあり方に不安材料を抱いての予算編成ではなかったかと推測いたします。
そこで、本県のこれらの予算編成過程において留意された点と、予算編成に当たり、厳しい経済環境のもとで県税が対前年度比で85.4%と大きな減少を見込んでいますが、新年度の景気、消費の動向をどのように見込まれているのか。知事に伺います。
また、新政権は地域主権の確立を目指しており、新年度は地域主権戦略会議による一括交付金化や地域主権推進一括法案の策定、政府税制調査会による社会保障など地方行政を安定的に運営するための地方消費税の充実など、税源の偏在性が少なく、税収が安定的な地方税体系を構築するための検討が行われますが、国と地方の新たな関係構築に向けて知事が期待する内容についてお伺いをいたします。
次に、予算に関連し、高校授業料の無償化等について伺います。
政府は、新年度から、公立高校生のいる世帯に対しては授業料の無料化を行うとともに、私立高校生のいる世帯に対しては公立高校の授業料相当額、年額12万円を助成するとともに、年収250万円未満の世帯で12万円、年収250万円から350万円未満の世帯で6万円を上乗せして助成するとしております。
また、小中学校でのスクールカウンセラーの大幅増員など、教職員定数の改善、増員を行うとしております。
こうした政府の取り組みについて教育長はどのように評価されているのか。伺います。
高校授業料の無償化に関連し、就学支援金だけでは授業料の家計負担が一部残るほか、高校無償化だけでは保護者の失業といった家計の急変には対応できないため、都道府県が行う授業料軽減補助への交付税措置の増額も行われ、政府はそうした生徒への支援を促すとしていますが、本県では新年度予算案にこの上乗せ部分をどのように活用したのか。総務部長に伺います。
次に、景気・雇用対策について伺います。
一昨年来の世界的な経済危機に対し、県民生活を守るため全国に先駆け対策本部を設置し緊急経済対策を示し、その具現化のため、昨年1月の臨時県議会へ補正予算を提案して以降、この1月27日の臨時県議会開催など、切れ目のない緊急経済対策を行っていることに敬意を表します。
2月4日、日銀松本支店が公表した長野県の金融経済動向によると、長野県経済は厳しい状況が続いているが持ち直しつつある、一方、雇用、所得では、労働需給が厳しい状況にある中で雇用者所得は大幅に減少しているとしています。このように、本県の経済状況は依然として厳しい状況が続いており、県税収入が落ち込み大変厳しい県財政の状況にありますが、今後も緊急経済対策は継続していく必要があります。
そこで、新年度予算案ではどの程度の経済波及効果と雇用創出を見込んでおられるのか。また、新年度予算案に位置づけられた特徴的で期待できる主な景気・雇用対策についてあわせて伺います。
さらに、今後の本県経済の見通しと、6月議会以降の緊急経済対策の継続の必要性についてあわせて知事に伺います。
次に、中期総合計画の進捗状況について伺います。
予算説明資料として配付されました「長野県中期総合計画5つの施策の柱による主要事業一覧」を拝見いたしますと、中期総合計画に掲げる目標を既に達成している事業もありますし、順調に成果があらわれている事業もあります。しかし、世界的な経済危機の影響が県民生活を直撃していることから、例えば、「一人当たり県民所得全国レベルへの挑戦」や観光立県長野の再興、工場立地件数、福祉施設から一般就労への移行数などは苦戦が強いられ、計画の平成24年度の目標達成が危ぶまれる課題もあり、心配するところであります。
経済危機に対する対応については、昨年来切れ目のない緊急経済対策を重ねており、当然、緊急経済対策の施策の策定に当たっては中期総合計画に掲げる目標に配慮されていると思いますが、最悪、計画年度中に目標が達成されなかったとしても、その先の産業構造の転換など、将来を見据えた対策を講じておくことが求められております。
そこで、まず、知事部局について、こうした観点も含め、中期総合計画の進捗状況と課題、今後の対応について知事に伺います。
また、このことに関連し、姉妹提携を結んでいる中国河北省との姉妹提携のあり方について、先ほども質問がございましたけれども、過去と違い中国が経済成長著しいことから、これまでの本県と河北省との姉妹提携のあり方をこれまでと逆の意味の提携を提案すべきではないかと昨年来申し上げてきましたが、今議会への当初予算案に中国河北省経済交流事業として盛り込まれたことに敬意を申し上げます。
しかし、過去の友好関係のあり方や経緯を教訓とし、今後の本県の産業活性化に必ず結びつく友好提携や姉妹提携のあり方が求められているのであり、県内の経済状況を考えると失敗は許されないと思います。
そこで、本県の経済情勢を改善するため、姉妹都市である中国河北省への産業連携をどのように具体化していくのか、また、知事のトップセールスについてもあわせて伺います。
また、教育委員長へは、教育委員会に関する中期総合計画の推進状況と課題、今後の対応について伺うとともに、特に問題となっている不登校問題への真剣な取り組み、中期計画の目標には位置づけられていない発達障害児への支援策を目標に追加するくらいの決意で取り組むべきと思いますが、あわせて御所見をお伺いをいたします。
さらに、警察本部長には、厳しい経済状況のもとで凶悪犯罪が増加傾向にありますが、中期総合計画の「犯罪のない社会づくり」等の達成目標の進捗状況と課題、今後の対応について御所見をお伺いをいたします。
次に、中期総合計画の観光立県長野の再興に関連し、観光部長に伺います。
日銀松本支店は、2月4日、長野県における観光業の現状と課題を発表しましたが、その中で、本県の厳しい観光客の入り込み動向や問題点を指摘した上で、観光業における今後の課題として、観光客のターゲットの明確化とそのニーズにあわせた取り組みの強化、宿泊施設の経営統合や業務提携による顧客利便性、収益力の向上、インバウンドに向けた取り組みの強化を提案をしております。
観光部としては、この厳しい状況をどのように受けとめ、この提案を踏まえてどのような取り組みを行おうとしているのか。伺います。
次に、中期総合計画の「参加と連携で取り組む地球温暖化対策の推進」のうち、達成目標である県内の温室効果ガス総排出量抑制の最新実績が逆に増加していますが、目標年度までに目標に掲げる数値までどのように取り組んでいくのか。お考えを環境部長に伺います。
次に、中期総合計画の「地域が輝く元気な農業・農村の構築」のうち、農業農村総生産額、農産物産出額、農業関連産出額の達成目標が苦戦をしておりますが、平成24年度の目標達成に向けどのように取り組んでいかれるのか。農政部長に伺います。
特に、この課題については、本県の農産物産出額の推移を見ますと、平成3年の4,119億円をピークとして、平成20年には2,714億円まで下落している現実を見ると、本県の農業の将来が極めて深刻な実態に直面しているという危機感を持ち、取り組んでいただきたいと思いますが、あわせて御決意をお聞かせをいただきたいと存じます。
次に、公共交通対策について伺います。
まず、信州まつもと空港の活性化対策について伺います。
日本航空が信州まつもと空港から撤退するのに伴い、ことし6月から就航予定のフジドリームエアラインズ、FDAは、毎日、札幌線と福岡線の運航を予定し、FDAは3月末に正式なダイヤを発表するとしています。そして、県は、このダイヤに対応するため、今議会に空港の運用開始時刻を改正する関連条例改正案を提出するとともに、就航に向けた旅客用カウンターなどの初期投資を支援するFDA信州まつもと空港就航特別対策事業補助金を計上しています。
また、FDAは、現在、小型ジェット機エンブラエル170を2機、175を1機保有するとともに、6月までには前倒ししてもう1機配備する意向も表明し、松本―福岡線について、利用状況が順調に推移すれば時期を見て1日2往復への増便を目指す意向を示しています。FDAの6月からの信州まつもと空港就航に向けた積極的な姿勢とこれまでの県の取り組みに敬意を申し上げるとともに、歓迎するものであります。
ただ、新聞報道によれば、FDAの鈴木社長は、松本発着路線について3年程度で黒字化を目指す考えも示したとされておりますが、そのためには利用促進策が問われることから、県の果たす役割も大変重要であります。
そこで、まず、利用促進策についてFDA側とは県はどのような検討を行われているのか、知事に伺います。
また、新年度予算案に計上されている予算額以外にはFDAを支援する予算措置は今後必要ないと解釈してよろしいのか。さらに、新聞報道によると、松本空港―長野間の高速バスを復活するとのことですが、この路線は過去に赤字で廃止された経緯があるだけに、復活するには県としての支援策が求められますが、お考えを企画部長に伺います。
航空機の運航で何よりも求められるのは安全性です。歴史の浅い小規模な航空会社だけに、県民の皆さんからは不安視する声も聞かれます。そこで、航空機整備工場の配置や他の航空会社との連携、パイロットや整備士等の人材の確保はどのように行われるのか。企画部長に伺います。
次に、リニア中央新幹線について伺います。
リニア中央新幹線については、昨年12月に4項目調査が提出され、着工の前提となる整備計画や営業、建設主体の指名について月内にも専門家らによる交通政策審議会に諮問されるとの報道も行われております。リニア中央新幹線のルートや駅の決定は本県の中南信地区の振興や在来線高速化のあり方などに大きな影響を伴う重い課題ですが、今後どのように対応していかれるのか。今後の取り組みについて知事に伺います。
次に、並行在来線について伺います。
新幹線長野以北開業に伴う並行在来線については、昨年12月に国土交通省に設置された整備新幹線問題検討会議を受けて、ことし1月28日には、国、関係地方公共団体、JR等の関係者で検討を行う第1回整備新幹線問題調整会議が開催され、その後、関係県とのヒアリングが行われています。本県もこの17日に村井知事が出席しヒアリングが行われるなど、並行在来線維持存続への具体的な支援策の確立に向けて大詰めを迎えております。
そこで、17日のヒアリングで要請した支援策の内容と感触、今後の取り組みについて知事に伺います。
次に、関連いたしまして交通基本法について伺います。
並行在来線の維持存続への支援策については、私も、昨年12月、政府・与党の関係者へ要請活動を行いました。この中で、民主党の山根、樋高両副幹事長は、既に政府として積極的に取り上げていくべき課題として国交省に申し入れている、これからも継続して働きかけていくが、地域に密着した公共インフラであり、要請はしっかりと受けとめさせていただくとしました。また、辻元国交副大臣は、前原大臣も認識している、地方への権限移譲の絡みもあり、これからの課題、交通基本法を6月までに取りまとめ、その中で地域の公共交通を位置づけたいと考えており、平成23年度予算には位置づけたいとしました。
国土交通省では、危機的な状況にある公共交通を維持、再生し、人々の移動を確保するとともに、人口減少、少子・高齢化の進展、地球温暖化対策等の諸課題にも対応するため、交通政策全般にかかわる課題、将来の交通体系のあるべき姿、交通に係る基本的な法制のあり方等について検討するため交通基本法検討会を設置し、既に5回の会議を行っております。
そこで、交通基本法検討の経過で、並行在来線維持存続への具体的支援策や、現在本県において30市町村等で取り組んでいる地域公共交通活性化・再生総合事業のこれまでの取り組みを踏まえ、生活バス路線や電車などの公共交通機関の維持存続に向けて本県として具体的な提言を行うべきではないかと思いますが、知事に御所見をお伺いをいたします。
次に、組織改正について伺います。
県は4月1日から健康福祉部の設置などの組織改正を行うとしています。この健康福祉部の設置について2点知事に伺います。
まず、健康福祉部の設置について伺います。
この課題は、これまで、県議会としても、社会部、衛生部の統合により、より県民生活向上を目指し同意してきたところですが、今年度から実施された現地機関での保健福祉事務所について現地調査等を通じてさまざまな課題もあるとお聞きいたしました。それは、保健福祉事務所の設置が単なる統合であり、統合による具体的メリットがあらわれていないのではないか、さらに、保健福祉事務所は保健所長が法律により医師でなければならないと規定されていることから、医師不足の影響を受け所長が兼務を余儀なくされ、本来の仕事が全うできない実態にあるのではないか、組織の統合により、保健、福祉、医療の県民サービスを具体的に県民が実感できていないのではないかということであります。
そこで、平成21年度実施した現地機関での統廃合で行った保健福祉事務所のメリット、デメリット、改善する課題について伺います。
そして、その上で、この4月からスタートする健康福祉部への組織改正について、現地機関との連携も含め、具体的にどのようなことが県民サービスの向上になるのか。あわせて伺います。
次に、県立病院の地方独立行政法人化について伺います。
4月から県立5病院と2介護老人保健施設の運営が地方独立法人へ移行しますが、それに当たり、今議会にも地方独立行政法人長野県立病院機構施設整備等貸付金特別会計予算案や条例案が提案をされております。また、2月9日には、運営主体となる地方独立行政法人県立病院機構の評価委員会が開催され、向こう5年間の収支計画が了承されました。
そこで、この県立病院の独法化について、以上の経過を踏まえ、何点か伺います。
まず、4月からのスタートを目前にして、医師、看護師などの医療スタッフ、医療事務職員の体制は十分に整っておられるか。また、関係市町村との連携や県民、患者への周知、職員組合との同意、職員の皆さんの意識の切りかえや士気の高揚などはどのようになっておられるか。病院機構の収支計画によると、病床利用率の向上などで医業収入をふやし、移行後3年目の12年度に経営収支の黒字化を図るとしていますが、黒字化させるポイントは何か。また、これまでの国の医療費抑制策により地方の公的医療は危機的状況を強いられてきましたが、今回の病院機構の収支計画では、新政権のもとでの新たな医療充実策への施策や報酬単価の見直しについて反映されておられるのかどうか。新年度、7対1の看護体制を確立するとしていますが、看護師の確保策をどのように行うのか。
以上については病院事業局長に伺います。
さらに、独法化しても県がこれまで県立病院に負担してきた負担金は維持すると県は表明しておりますが、病院機構が黒字となった場合も含め、改めて見解を衛生部長に伺います。
次に、医師確保対策について伺います。
深刻な医師確保対策については、県として真剣にさまざまな取り組みを行っておられることに敬意を申し上げます。これまで本県が行ってきた事業は、県外の大学、病院等に対する医師派遣の協力要請、研修医、医学生への働きかけ、医学生修学資金等の貸与、ドクターバンク登録事業、医師の働きやすい環境整備等々ですが、今議会に提案されている予算案には新たに医師確保総合対策事業として、後期研修医確保・養成支援事業の新設、ドクターバンク事業や医学生修学資金貸し付け事業、産科・小児科医療等の確保について予算を拡充いただいていることを評価をし、敬意を表します。
そこで、これまで行ってきたこれらの医師確保等総合対策事業を通じて、今後の本県の将来の見通しについてどの程度の医師確保の見通しがついているのか。向こう当面5年間の見通しについて具体的な見通しを知事に伺います。
次に、浅川ダムについて伺います。
前原国土交通大臣は、昨年12月25日の記者会見で、全国に計画されている83の県営ダム計画について、補助事業については国が検証を強制する権限はないが、12月15日付の文書、「できるだけダムにたよらない治水への政策転換に対するご協力のお願い」等により、関係の37道府県知事に対して、検証の対象となるダムも含め、検証への協力要請をしたところである、また、補助ダム事業のうち、12月以降に本体工事の契約を行った、または予定している5ダムについては、各県の最終判断を踏まえ、別途改めて判断する、さらに、12月以降に本体工事の契約を行った、または予定している5ダムにおける各県の最終判断を踏まえた上で補助ダム事業の予算を確定することとしているため、例年とは異なり、年末時点ではなく、年度末の実施計画確定後に公表することとするとしました。
この五つの年度内本体契約予定の補助ダムには浅川も含まれているわけですが、浅川については独自の経過があることを御理解いただければ予算確保はしていただけると思います。
2001年2月、前田中康夫知事は、突然、脱ダム宣言を行い、浅川ダムを含む幾つかのダム計画の中止を表明しました。私は、ただ単に中止ではなく、河川流域にはそれぞれの歴史や実情があり、新河川法の精神に基づいて流域住民と一緒に白紙から検討する必要があると考え、当時、県内に計画されていた九つのダムを対象とした治水・利水ダム等検討委員会条例を議会に提案いたしました。そして、その後、この検討委員会のもとに各流域部会が設置され、精力的な活動が行われました。
この検討委員会は、現地調査を除き、2年間で計32回、各部会は公聴会を含め各13回から16回行われ、答申後も、その後の対応を協議するための流域協議会が設置され、今日に至っております。
この取り組みを通じて出された方向は、計画中であった九つのダムのうち、大仏ダム、清川ダム、下諏訪ダム、郷士沢ダム、蓼科ダムの五つのダムが中止、角間ダム、黒沢ダム、駒沢ダムの三つのダムがダムにかわる水道水源調査や治水の流量観測のため計画休止となり、浅川は穴あきダムに変更になりました。
ただ、浅川については、検討委員会は基本高水流量を下げることによって河川改修等で対応すればよいとしましたが、地元の同意が得られず、前田中知事はダム計画時の高水流量での代替案を検討しましたが、最終的にコンサルタントに委託し出された案のうち国の認可が得られ、一番財政的にも現実性があった案が河道内遊水地、つまり穴あきダムであり、その後、村井知事となって河川整備計画の認可を得て今日に至っております。
つまり、この浅川のダム計画は、脱ダム宣言を受けて、住民参加により多大な時間と経費を費やし、できるだけダムによらない治水・利水対策を検討してきた結果の決着点であります。
新政権のもとで全国的な見直しを行うことは結構ですが、長野県のようにこれまで住民が互いに論議し合い、多大な労力と苦労を積み重ね方向を出した事業まで全国一律に判断されることだけはあってはなりません。本県が行ってきた取り組みは治水、利水への流域住民参加の取り組みであり、その結果から導き出された九つのダム計画に対する結論について地域主権を掲げる新政権は尊重すべきであります。
実は、私も、1月末、国土交通省三日月大臣政務官や民主党の生方副幹事長、社民党の中島副幹事長と面会し、これらの本県の経過を説明した上で、こうした経過から我が県では浅川関係の議案に民主党議員も社民党議員も賛成してきたこと、これらの経過を理解いただき、浅川の河川整備計画の認可どおり適切な対応をされるよう要請をいたしました。
この要請に対して、三日月政務官は、長野県の場合、これまでの経過があることは存じ上げている、県営事業であり、地域主権の観点から一方的に押しつけるものではない、民主党の生方副幹事長は、わかりました、国交省に伝えます、社民党の中島副幹事長は、大変御迷惑をおかけした、それぞれの自治体や流域のことは尊重したいとし、前向きな対応をいただきました。
また、浅川ダムが県営事業としてこれまで国の法律に基づいて認可を受けていることから、事業に対し国の補助金カットをすることはできないと私は確信をいたしました。
知事も、2月4日に上京し要請活動を行った折に、浅川に関する国庫補助について確信していると報道されましたが、改めて御所見をお伺いをいたします。
次に、今議会に浅川ダム建設工事請負契約の締結についての議案が提案されていますが、入札価格が予定価格の約82億円の63.3%に当たる52億円で入札され、予定価格の85%を下回ったため低入札価格調査の対象となり、安全性や下請いじめになるのではないか等々、県民の間で不安視する話題が持ち上がっております。また、建設業者などからは、入札制度改革で最低制限価格制度を確立してきたのに、今回のJVの入札でルールが破られ、昔に戻ってしまうのではないかと不安視する声が上がっております。
この入札結果が低入札価格調査の対象となったため、県は、会計局が入札価格の積算根拠や資材調達先、技術者の配置方法などを調査し、入札価格で工事を実施した場合、県が求める品質が維持できるかどうかなどJVの施工計画が妥当かを調査した結果、履行可能と判断し、今議会へ議案の提案となりました。しかし、この低入札価格については県民の間にさまざまな論議が巻き起こるとともに、これまで浅川ダム問題が政争の課題となってきたことから、県として県民が納得できる説明責任が求められております。
そこで、まず、浅川ダム建設工事に関する低入札価格調査の状況について、なぜ履行可能とされたのか。会計管理者に県民に納得できる説明を求めます。
また、今議会で議案が可決された場合、施設の安全性など契約どおりの建設工事が行われるかを確認する管理体制の強化を行う必要がありますが、さきに議会に示された資料によれば、現場における施工管理体制の強化として監督職員がダム現場に常駐して監理を行う、ダム及び地質の専門家を含めた施工監視委員会、仮称ですけれども、を設置するとしていますが、これに要する費用の金額と、その費用は県負担か、それとも業者負担なのかを建設部長に伺います。
さらに、今議会に提案された工事請負契約締結議案の請負金額について、今後、工事請負契約を変更する基準を明確に示していただくとともに、今回の契約が下請いじめにならないための明確な県としての対応もあわせて伺います。
次に、過疎地域自立促進特別措置法の改正、延長について伺います。
ことし3月末で失効する現行過疎法については、過疎地域の置かれた厳しい現状を踏まえ、全国各地から立法措置を求める要望があり、現行特別措置法の6年間延長と過疎地域指定要件の追加やソフト事業に対する支援措置の拡充を図ること等を内容とする現行特別措置法の一部を改正する法律案が与野党において合意され、議員立法で今国会に提出の見込みとなりました。
この特別措置法の一部改正案によると、過疎地域の要件追加により、本県では、これまでの32市町村から新たに5市町村が追加指定され、37市町村となる見込みであり、また、過疎債発行対象事業の拡大など新たな事業展開も期待できます。
そこで、知事は今回の改正、延長をどのように評価しておられるのか。伺います。
また、多くの過疎・中山間地を抱える本県にとっては、これらの地域が持続可能で生き生きと暮らせる生活の場として施策を行っていくことが大きなテーマですが、今回の特別措置法の一部改正と延長の方向を受けて、法の趣旨を生かすとともに、農業振興、林業振興、福祉サービスなど新たな雇用確保、都市との交流など、さまざまな制度を組み合わせた積極的な施策を打ち出すことが問われていると思います。
そこで、過疎法の改正、延長を本県として今後にどのように生かしていくのか。知事に御所見をお伺いをいたします。
次に、消防の広域化計画について板倉副知事に伺います。
国は、2006年6月に、近年の地震や豪雨など大規模な災害の発生など、多様化、大規模化する災害への対応や人口減少時代への対応など、自治消防を取り巻く環境を踏まえた消防体制を整えるとして消防組織法を改正し、市町村消防の広域化を位置づけました。
この方向を受け、本県では、平成20年1月に県消防広域化推進計画を策定し、平成24年度までに現在の14消防本部から2本部体制に再編する目標を打ち出しました。そして、同年内に2本部体制を目標とした中南信、東北信それぞれの協議会が設置され、現在、検討が行われております。
しかし、これまでの二つの協議会の検討過程では各自治体の意見が割れ、難航しているとの報道がされております。報道によれば、現状の体制で問題点はなく、広域化のメリットがよくわからないなどの意見もあり、再編の枠組みの論議は進んでいない、東北信の協議会のある幹部は、今後は7消防本部がそれぞれ広域化の協議を進めていくしかないのではないかと話しているなどとされております。
そこで、まず、消防の広域化については現在どのような協議の現状にあるのか。
消防の広域化については、平成20年2月定例県議会の所管の委員長報告で、消防広域化については法律で市町村が自主的にその計画を策定するとしていることから、県の推進計画により強制することなく、市町村が見直し等を検討することがあった場合には柔軟な対応をするよう求めるとしていますが、今後の県の姿勢についても改めてお伺いをいたします。
また、消防行政に求められるのは、何よりも、いざというときに1秒でも早く現場に到着し、速やかな対策が行われることでありますが、広域化の検討に当たってはこの点が何よりも重視されなければならない課題であります。この点についてあわせて御所見を伺います。
障害者への支援策について知事に伺います。
今年度、私は決算特別委員を務めましたが、厳しい経済・雇用情勢の中で障害者の雇用が苦戦を強いられているデータを目の当たりにしました。こうした状況を受けて、県の新年度予算案には、障害者職場実習促進事業費や授産施設での工賃倍増計画の拡充など、部局や課をまたいでさまざまな施策が盛り込まれていますが、成果が問われるところであります。
そこで、障害者雇用や就労支援への決意を伺います。
次に、発達障害者への支援策について伺います。
県教育委員会は、小中学校の学習障害者、注意欠陥・多動性障害及び反抗挑戦性障害の児童生徒数調査を行っております。その平成21年度の調査結果を見ますと、各障害の総合計の推移で平成15年度836人から平成21年度は3,320人と約4倍に大幅に増加しております。また、高等学校での調査結果も同様の傾向にあります。
県では、こうした状況に、平成19年に発達障害者支援体制整備検討委員会を設置し、主に市町村での取り組みを支援強化するための検討や、自閉症・発達障害者支援センターでの療育相談等を行ってきました。また、今年度予算案には新たに市町村支援体制強化事業の実施や県教委による発達障害児総合支援事業費が計上されております。ただ、これらの事業は、ステップアップしたとはいえ、緊急経済対策の雇用基金を使った支援専門員の配置であったりして、発達障害のお子さんを持つ親にとっては満足のいく内容ではありません。
私は、昨年12月、長野市内の発達障害児の保護者の皆さんとともに、県の教育長、社会部長、衛生部等に1時間以上発達障害児を持つ保護者の皆さんの悩みや気持ち、行政への要望を聞いていただく機会をいただきました。
この懇談では、参加されたお母さん全員が発言されましたが、これまでの、どこに相談してよいかわからなかったこと、看護師さんがいないと現在の施設へもお子さんを預けられないこと、発達障害が理解されず、おしゅうとさんに育て方が悪いとしかられたこと、孤独で近くの公園にも出る気にならなかったこと、保育園に預けたくても保母さんの加配がないと断られたこと、この子の将来を考え出すと眠れないなど、みずからの経験を思い起こし、全員の方が泣きながら言葉に詰まっての要望となりました。
そして、みずからの経験から、親にとっては、戸惑いや子供の成長、将来への不安など、だれに相談してよいかわからずに悩みを背負って苦しんでいる方が少なくないことを実感をいたしました。
こうした経験から、保護者の皆さんが行政に対して望むことは、相談窓口がわからない、専門の療育支援施設等につながらない、身近に療育を受ける場がない等、不安を抱える家族に対しワンストップで対応してくれる総合相談と療育が一体的に受けられるとともに、医療、保育、保健、学校、行政等の支援を結びつける役割や、そのために看護師及び言語療法士、作業療法士、理学療法士、臨床心理士等の専門スタッフを配置する発達総合支援センターの機能でした。
全国的には、先進県では県みずからがこうした機能を備えた施設を整備し、この施設を拠点に、市町村と連携して発達障害児や保護者を支援しており、我が県の対応はおくれていると言わざるを得ません。こうした本県の姿勢に、本県では、飯田市に続き、松本市、長野市、佐久市などがこうしたセンターをみずから設置する動きが高まっており、県への支援策を求める動きが強まってきております。
そこで、こうした保護者の願いや市町村の動きを受けて、今後、市町村が整備する発達総合支援センターへの新たな県の支援策等について新年度において真剣に検討いただきたいと思いますが、知事にお伺いをいたします。
次に、若年の脳損傷者の方への支援策について伺います。
若年の脳損傷者の方への支援については、救済措置がなく、理解も広がっていないことから、当事者を抱える御家族からは、宿泊を伴うサービスや短期入所利用が断られたり、病院での退院を迫られるケースがあるなど支援策が求められております。この課題についてはこれまで私たち会派では下沢議員、小島議員がただしてきましたが、昨年の12月議会での小島議員の質問に対し、県は、関係の皆様のお話も伺い、必要に応じさらなる対応を検討したいと答弁をしております。
そこで、今後の取り組みを改めて確認するとともに、4月から健康福祉部に統合されますが、どの部署がこの支援策を担当しておられるのか。あわせて伺います。
最後に、知事の政治姿勢について伺います。
年が明け、8月31日の村井知事の任期満了が近づくにつれ関心が高まり、村井知事ダンマリ戦術かとか、知事、県会提案説明で実績列挙、続投意欲、見方広がるなどの見出しで新聞報道されるようになってまいりました。確かに、先日の知事議案説明をお聞きしておりますと、次期知事選に向けて意欲的に感じられます。
しかし、先日の本会議終了後の会見や午前中の答弁でも、村井知事は、8月31日までが私の任期で、それを全うするのが務めとしております。
そこで、知事の今期での取り組みと今後について何点か伺います。
先ほども出ましたけれども、まず、知事は、今期について、瓦れきの山を片づけ、種をまき、芽を育てると表現してこられましたが、どの程度の瓦れきが片づき、どの程度の芽が育ったと考えているのか。伺います。
次に、知事は、議案説明で、中期総合計画も新年度は折り返しの時を迎えます、世界経済悪化の荒波をかぶって長野県経済はいまだ混沌とした状況の中にあり、計画の目標達成には容易ならざる面もありますが、この難局を乗り越え、残る期間、計画に掲げた施策の推進に力を尽くしてまいる所存でありますとしておりますが、ここで言われている「残る期間」とは計画の期間ととらえてよいのか。また、今後、知事選についての姿勢を明らかにされる時期はいつごろとなるのか。あわせて伺います。
以上で第1回目の質問を終わりますが、時間はたっぷりありますので、知事におかれてはゆっくりとじっくり御答弁をくださいますようお願いをさせていただきます。よろしくお願いいたします。
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