|
廃棄物処理について何点か御質問をいただきましたので順次お答え申し上げます。
1点目の最終処分場に関する監視指導については、年数回、施設に対する立入検査を実施しているところでございます。立入検査に当たりましては、当該廃棄物の飛散、流出などにより周辺の生活環境に影響がないか、埋め立て品目が許可内容に適合しているか、そういったことを重点に置いて検査を行っております。
それから、2点目は、残存量についての御質問でございます。経過等も含めてお答えをいたします。
議員御指摘のとおり、残存容量の報告については、廃棄物条例第54条に基づき事業者から平成20年度分の報告を受けております。
お尋ねの諏訪地域の事業者に係る塩尻市の事案につきましては、昨年、立入検査を実施した際に処分場の形状が許可図面と異なることに気がつき、その原因を確認するために、実績報告の提出とは別に、計測を指示したところでございます。また、計測については、民間の測量業者が計測を行った後、県が再度確認の計測を行いまして、事業者から計測された埋め立て超過量等を確認をしております。
次に、許容量を超過した理由についてでございます。
最終処分場の改修を行った際、許可を受けた埋め立て面積、容量を定めるために設置しました計測のポイントがずれてしまい、その誤ったポイントにより埋め立て残存容量を計算していたことが原因でございます。
それから、停止後の処分場と改善の見通しについてでございます。
使用停止期間後の最終処分場の使用については、施設使用停止命令と同時に許可を受けた面積、容量に戻すよう改善命令を行っておりますので、使用停止命令期間が終了した後も改善期間中は最終処分場を使用することはできません。
改善見通しについては、県が行った改善命令に対しまして既に事業者から命令に従い改善する旨の改善計画書が出されておりまして、この計画に沿った作業が進められれば期限内の改善は可能であると考えております。
県といたしましても、この計画が確実に履行されるよう、事業者に対する監視指導を行ってまいる所存でございます。
それから次に、管理型最終処分場の事業計画協議及び維持管理についても質問をいただきました。
概要計画段階での手続が終了しておりますので、今後は事業者が条例の定めるところに従いまして施設の構造などについての具体的な事業計画書を提出しまして、その内容に関する住民説明会を開催することになります。県としては、事業計画に対する住民の方々などからの生活環境に関する意見及びその意見への事業者の対応を踏まえまして、厳正に判断していくこととなります。
それから、最終処分場の維持管理の審査基準についてでございますが、最終処分場の設置許可に当たっては、擁壁や遮水工事等の定期的な点検、処分場周辺の地下水や放流水の水質検査等、法令に基づく維持管理基準に適合した計画となっているのかどうかについて審査を行います。また、埋め立てが終了した最終処分場の維持管理についてですが、廃止となるまで維持管理が義務づけられておりまして、水質検査等を行っていくこととなります。
なお、最終処分場の廃止は、地下水の水質や浸出水が一定の基準に適合していることなど、廃止基準に適合していることが確認できる場合に限り廃止となるものでございます。
次に、周辺地域以外にも状況がわかるよう事業計画書等をホームページ上で公表したらどうか、また、住民と事業者との話し合いをどう把握するのかという御質問でございます。
まず、住民への説明を要する周辺地域の範囲の確定に当たりましては、お話のありました指針で示す1キロメートルを超えた場合であっても、関係する住民の皆さんや市町村長からの意見を踏まえまして、生活環境保全上の観点から知事が判断することになります。さらに、周辺地域以外の方でも、その事業計画に対して生活環境保全上の意見を有する方は意見を提出することができることとしております。
そういった上で、お尋ねの事業計画書等の県のホームページ上での公表についてでございますが、現在、県ではホームページにおいて事業計画の概要、説明会の開催日時等について公表をするとともに、事業計画協議の進行状況についても逐次掲載をしております。事業計画書等は大きな図面も含まれておりまして、またかなり分厚いものになることからホームページ上での公表は困難でございますが、地方事務所で縦覧を行っておりまして、だれでも縦覧することができますので、そこで縦覧をしていただきたいと考えております。
それから、事業計画説明会以降の住民と事業者との話し合いの把握についてということでございますが、概要計画の後の詳細な計画の段階では、事業計画書に対する住民の意見や、その意見に対する事業者の見解書の提出、また、見解書に対する住民意見の提出によりまして住民の意向や事業者の対応状況を把握できるものと考えておりまして、これらを踏まえて条例に基づく知事意見を出すこととなります。
最後に、条例運用上の問題に関する御質問もございました。
議員からお話がございましたように、条例を施行してようやく1年が経過したところでありまして、事業計画協議については現時点で22件の協議が行われておりますが、初期段階のものが多く、事例としてはまだ少ない状況ですので、今後さらに運用を重ねる中で出てきた問題点について整理してまいりたいと考えております。
以上でございます。
|